便利できれいな肌に仕上げることができると人気のある「クッションファンデ」。
私もシンガポールへ移住した頃、日本で使っていた時と同じ感覚で使用したことがあるのですが、メイク崩れが酷く驚いた経験があります。
今回はそんな私自身の経験とお仕事での知識・実践を通して、
「シンガポールでもクッションファンデは本当に使えるのか?」
を紐解いていきたいと思います。
なぜ「気候」でベースメイクを選ぶ必要があるのか
シンガポールは一年中高温多湿の気候。汗をかきやすく、肌がベタつくのは日常茶飯事。
日本で問題なく使えていたファンデーションが、シンガポールで途端に
- テカる
- ヨレる
- ムラになる
- マスク移りしやすくなる
こういった経験をした方はとても多いと思います。
実は、崩れる原因の一つに「気候とのミスマッチ」、つまりアイテム自体が使用する環境とあっていないことがあります。
これは、気温や湿度が上がることで、 皮脂分泌量・汗量・水分蒸発スピードがすべて変わり、肌環境そのものが日本にいた時とは別物になるからです。
同じ「アジア人の肌」でも、
- 乾燥による粉ふきが出やすい日本型
- 皮脂と湿気でヨレが出やすい東南アジア型
では、ベースに求められる処方がまったく違います。

シンガポールと似た気候のアジア諸国
シンガポールの特徴は、「一年中高温多湿・雨量が多く、乾季でも湿度が下がらない」という点です。
この条件に近い国は、アジアでもかなり限られています。
代表的なのは以下のエリアです。
- マレーシア
- タイ
- インドネシア
- フィリピン
- ベトナム南部
- ブルネイ
これらの国々は、日本の夏が1年続くような環境です。
そのため、
- 汗、皮脂への耐性が強い処方
- テクスチャーが軽く、フィット重視設計
- 崩れ方が「溶け崩れ」にならない処方
が求められています。


Image source: SRICHAND official website, Happy Skin official website
日本と似た気候のアジア諸国
一方、日本は
- 四季がある
- 冬は乾燥が深刻
- 夏でも湿度はあるが期間限定
という特徴を持ちます。
日本に比較的近いのは、
- 韓国
- 中国北部
- 台湾(北部)
この地域は「季節変動が大きく」、
乾燥対策と保湿力を重視したベース設計が主流です。
つまり、日本や韓国発のクッション・リキッドは、
- ツヤ重視
- 美容液発想
- 水分リッチ
- スキンケア感覚の使い心地
という方向性になりやすく、
高温多湿な常夏エリアでは、皮脂過多→ヨレやすい結果につながることがあります。


Image source: TIRTIR official website, 1028 official website
クッションファンデは夏でも使える?
クッションは 水分比率が高く、ツヤ感を出す形状 で作られているため、
- 高保湿
- ツヤ重視
- 密着より“うるおい感優先”
という処方がほとんどです。
そのため、乾燥しやすい秋冬には適していますが、シンガポールの屋外や長時間使用では、皮脂や汗と相性が悪く、崩れやすくなることが多いのが現実です。
なぜタイや東南アジアでもクッションファンデが売られているのか
暑い国でもクッションファンデが販売されているのはなぜでしょうか?
実は、タイや東南アジアのブランドから出ているクッションは、日本や韓国のものとは中身が大きく違います。
東南アジア仕様のクッションは、暑さと湿度に耐えられるように作られています。
主な特徴は、
- 仕上がりはセミマット〜マット寄り
- 皮脂を吸着するパウダー配合
- 密着力を高めるフィルム型処方
つまり、見た目は「クッション」でも、実際はリキッドとパウダーファンデの中間のような設計になっています。
そのため、蒸し暑い環境でも崩れにくく、日本や韓国のクッションとは使い心地が大きく異なるのです。

シンガポールでのベースメイクは何を基準に選ぶべき?
シンガポールで安定するベースメイクは、以下の3点を基準に選ぶと崩れにくくなります。
- 崩れにくさ最優先
- テカりを出さない設計
- 肌に密着する処方
具体的なアイテム例としては、
- ウォータープルーフ・セミマット処方のリキッドファンデ
- 軽い使い心地のリキッドファンデ
- 東南アジアブランドのクッションファンデ
これらが、屋外や高温多湿でも安定しやすい選択です。
一方、日本や韓国のクッションファンデを使う場合は、環境に制限をかける必要があります。例えば、
- 完全室内撮影
- 冷房下での短時間メイク
- 屋外移動がない状況
こうした条件であれば使えますが、長時間の屋外や蒸し暑い環境では崩れやすい点に注意が必要です。

スキンケアとベースメイクは“気候適応度”で選ぶ
スキンケアとベースメイクは、プロセスがつながっているため混同されやすいですが、それぞれ役割が異なります。
- スキンケア:肌の水分・油分を整え、ベースメイクの持ちをよくする下準備
- ベースメイク:スキンケア後に行う工程で、日焼け止めや下地、フェイスパウダーやパウダリーファンデーションなどを使い、肌の色や質感を均一に整える
シンガポールのような暑く湿度の高い環境では、スキンケアは日本や韓国ブランドでも問題ありませんが、ベースメイクやクッションファンデは、気候に合わないとすぐに崩れてしまいます。
そのため、スキンケアは日韓ブランド、ベースメイクは東南アジア仕様という組み合わせは、最も合理的で、専門的にも正しい使い分けです。
まとめ|気候を味方にすれば、ベースメイクはもっと安定する
- シンガポールは一年中、真夏のような気候
- 日本/韓国処方のクッションファンデは、高温多湿には基本的に不向き
- 東南アジア仕様のクッションファンデは、中身がまったく異なる
- ベースメイクは“ブランド”より“気候適応度”で選ぶのが正解
- スキンケアとベースは、同じ国のブランドで揃える必要はない
ポイントは、肌質だけでなく、気候にも合わせてベースを選ぶこと。
この考え方を意識するだけで、シンガポールでのメイク崩れの悩みはぐっと減らせます。
この記事で紹介したベースメイク選びの考え方や、プロのテクニックを直接体験したい方は、オンラインまたは対面で学べるメイクレッスンがおすすめです。
→“似合う”を見つけるオンラインメイクレッスン|新しい自分に出会う体験
また、大切な日や撮影前にプロのヘアメイクを受けたい方はこちらからご予約いただけます。
→ シンガポールで日本人メイクアップアーティストをお探しの方へ|ご予約案内
アジアの湿気に負けない
「魔法の肌作り」を体験しませんか?
便利なクッションファンデも、
シンガポールの気候では
使いこなしにコツがいります。
お持ちのコスメを最大限に活かし、
夕方まで崩れない
「あなただけのベースメイク」
をプロから直接学びませんか?
対面・オンラインでの個人レッスンを
随時開催しております。
【お問い合わせ・ご予約】
※シンガポール在住の方、
日本から前撮り等で来星される方、
どなたでもお気軽にご連絡くださいませ。
関連記事




